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「不気味の谷」:ChatGPTの音声会話機能「Advanced Voice Mode」を使ってみて

2024年9月25日に日本でもChatGPTの音声会話機能「Advanced Voice Mode」が使えるようになりました。
26日朝、SNSでの発言を見てすぐにアップデートを試みましたが、夕方になってようやく使えるようになりました!

この青丸だと「Advanced Voice Mode」です。

※現時点で、この機能は有料プランのユーザーに限定されていて、無料版のユーザーは利用できません。

「Advanced Voice Mode」の主な特徴は以下のとおりです:

– 人間らしい自然な対話:最新のAIモデルGPT-4oを使用し、自然な対話が実現。

– 多言語対応:日本語を含む50以上の言語に対応。

– 音声バリエーション:9種類の音声から選択可能。

– カスタマイズ性:会話スタイルのカスタマイズが可能。

– 高速応答:迅速な対話が可能。

ChatGPTの「Advanced Voice Mode」を実際に使ってみて、新機能の中でも

「話を遮ることができる」

点が特に優れていると感じました。ChatGPTは時におしゃべりで、私の質問を誤解することもありましたが、この機能により

「いやいや、そうじゃなくて」

と伝えて、誤解を即座に訂正できるようになりました。この直接的なフィードバックが、対話の質を大幅に改善しています。

新たな音声技術は人間らしい抑揚と感情表現を加えることで、AIとの対話が以前にも増して自然に感じられるようになりました。しかし、この改善により私は「不気味の谷」という心理的現象を経験しました。

「不気味の谷」とは、ロボットやAIが人間に非常に近づいたときに、私たちが感じる違和感や不快感を指します。

「不気味の谷」を感じる=それだけAIが人間に近づいたということだと思います。デフォルトの音声(口調)に結構抑揚がつくようになり、それに少し違和感を感じています。

もちろん、「もう少し平坦な調子で話して」と依頼すれば、以前のようなちょっと機械的な口調にすることができます。

「Advanced Voice Mode」の登場により、映画「her」で描かれたような人とAIの関係が変わるかもしれないと感じています。

参考記事:映画「her/ 世界でひとつの彼女」感想文:AIが問いかける人間の本質

私が特に楽しみにしているのはChat GPTの笑い声です。まだその笑い声を聞くことができていませんが、初めて聞けた際にはその体験を皆さんにも共有したいと思います😊