2024年10月22日、宮城県仙台市で行われた「青葉山グリーン回遊プロジェクト」にて自動運転バスに乗る体験をしてきました。
このプロジェクトは、仙台市の青葉山エリア(仙台城址がある場所)をもっと便利で環境にやさしい場所にすることを目指し、最新の自動運転技術を使ったバスの運行実験を行っています。
画像出典:仙台特区/青葉山グリーン回遊プロジェクト(自動運転レベル2)
自動運転バスとは?
今回の自動運転バスは、「レベル2」の部分的な自動運転技術を使用しています。これは、バスのハンドル操作やブレーキをコンピューターが行い、安全のために運転手も同乗するというものです。この技術は、将来の運転手不足の解決や観光地での利便性向上、さらには環境保護にもつながる取り組みです。
画像出典:仙台市 自動運転実証事業「青葉山グリーン回遊プロジェクト」自動運転レベル2の運行実験を実施します(発表資料)
画像出典:仙台特区/青葉山グリーン回遊プロジェクト(自動運転レベル2)
体験の様子
私が乗ったのは10月22日の午前11時発のバスで、国際センター駅から仙台城跡までのルートでした。実は、前日13:30発のバスに乗りに行った際は満員で乗れず、翌日に再挑戦しました。このバスは1日6便運行されています。
バスは出発の約10分前に到着。乗車の前に職員の方から、自動運転バスの仕組みについて簡単な説明がありました。例えば、バスには複数のカメラが設置されていて、それらが道路状況を把握するために使われているといったことです。
バスの中に乗り込むと、運転席の後ろに設置されたモニターがあり、カメラやセンサーで認識された情報が地図上にリアルタイムで反映されていました。
運転中の最高速度は時速35km/h、思った以上に速く感じました。仙台城跡までの道は曲がりくねった部分も多いのですが、バスは道路の形状を正確に認識し、ハンドルが自動で動いていました。私が座っていた席からちょうど、運転手さんの手とハンドルが見える席で、
「お〜、本当に自動で動いている!」と密かに感動していました。
運転手さんの手は少しだけハンドルから離した状態で、何かあったときにすぐ対応できるようにしていました。
停止の際には少し「カクッ」とした感じがありましたが、全体的には非常にスムーズ。ただ、完全に無人での運行にはまだ不安を感じました。今回のように運転手がいて、万が一に備えた体制が整っているのであれば、もっと普及してほしいなと感じました。
近未来を感じる体験
この自動運転バスに乗った感想は、「まさに近未来を感じる体験!」というものでした。先日、発表されたテスラの無人タクシーの動画を見たばかりだったので、より興奮しました!
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自動運転バス試乗会は、10月25日(金)からさらに3日間運行される予定ですので、興味のある方はぜひ体験してみてください!
調べてみると、6月にも同様の実験走行が行われていたようです。今後も、数回試乗会が開催されると思うので、また機会があれば乗ってみたいです!
自動運転バスに乗って到着した青葉城址から見える景色
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おまけ
自動運転バスで到着した仙台城址には、ぜひ立ち寄ってほしい私のおすすめスイーツがあります。仙台城址と言えば伊達政宗の騎馬像が有名ですが、その近くにはお土産屋さんが集まるゾーンがあります。
そこでは、ちゅんちゅん堂さんが販売している「仙台すずめ饅頭」が特におすすめです。この饅頭は見た目が可愛らしく、味も美味しいんです!
「仙台すずめ饅頭」は、伊達家の家紋「竹に雀」や仙台すずめ踊りにちなんで、仙台市民にとって馴染みのあるすずめをモチーフにした可愛らしいお饅頭です。
最近では、個別包装でも販売されているので、持ち運びにも便利です。
仙台城址からは市内を一望できる素晴らしい景色が広がっています。ぜひスイーツを購入して、ベンチに座りながらその絶景を楽しんでみてください😊