セカンドキャリア

読書感想文:「20歳の自分に受けさせたい文章講義 」

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こんな方におすすめ

文章を書くことに興味がある人、特に「どうやってうまく書けばいいのかわからない」と悩んでいる人におすすめしたい一冊、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』。

書くことを仕事としてきた筆者の言葉は、とても理解しやすく、私自身、読んでいて「もっと早くこの本に出会いたかった!」と感じました。

あらすじ

「話せるのに書けない」という悩みを解消するための文章指南書。

本書は、文章を書くことに対するハードルを下げるため、シンプルで実践的なアプローチを提示しています。4つの章に分かれ、15年以上のライター経験を持つ著者が、わかりやすく効果的な文章の書き方を伝授してくれる一冊です。

心に残ったポイント

頭の中のぐるぐるを「書き出す=翻訳」

私は25年以上英語を勉強してきて、今は韓国語を学んでいるので、この表現がとても腑に落ちました。言語学習と同じように、自分の頭の中にある漠然とした思考を整理し、適切な言葉に置き換えて表現することが「書く」ことの本質なのだと改めて気づかされました。

「こうして書かれた文章は、言葉の強度が違う」

この一文も非常に印象的でした。

近年、生成AIの発展により、それらしい言葉をいくらでも作り出せる時代になっています。しかし、それはあくまでデータから導き出されたものであり、実体験を伴わない言葉は軽くなりがちです。

だからこそ、実際の経験(第一次情報)から生まれる言葉の価値は、今後ますます高まるのではないでしょうか。

経験を通して書かれた言葉には重みがあり、読んだ人の心にズシンと響くものがあります。

「だから、もう一度だけ言わせていただきたい。書こう。」

最後のこのメッセージが響きました。

この本を読んだことで、「書こう」と思い立ち、この記事を書きました。

「書く」は「生きる力」

どんな仕事をするにしても、「書く」ことは必須の技術です。広い視点で見れば、「書く」ことは「生きる力」とも言えるでしょう。

文章を書くことで自分の考えを整理し、表現する力を養うことができます。

「書く」ことに興味がある人、または「書くことに苦手意識があるけれど、うまくなりたい」と思っている人には、ぜひ読んでほしい一冊です😊