お金

二度と借金しないと決めた、20歳の苦い記憶

「借金だけは絶対にしない」

この信条は、20歳のときの苦い経験から生まれたものです。

今の私は、基本的にどんな買い物も一括払い。 一括で払えないものは、「今はそのタイミングじゃない」と我慢します。

英語が話せなくて焦っていた、あの頃

当時の私は大学で英文学を学んでいたものの、英語を話せないことに強いコンプレックスを抱いていました。
そこで思い切って、駅前にあった有名な英会話スクール「N◯VA」に通うことにしたんです。

選んだのは、4人制の少人数・週2回のインテンシブコース。
「これなら話せるようになるかも!」という期待とともに、迷いなく申し込みました。

でも、受講料は高額。
学生だった私は、ローンを組んで支払うという選択をしてしまったのです。

督促の電話に震えた日々

最初のうちは順調に支払いを続けていましたが、あるとき生活が厳しくなり、支払いが滞ってしまいました。
そして、ある日…ローン会社からの督促の電話がかかってきたのです。

「〇〇さん、今月のご入金が確認できていませんが…」

電話越しの冷たい声に、心臓がバクバク。
怖くて、恥ずかしくて、何とも言えない不安に包まれたあの瞬間を、今でも鮮明に覚えています。

それからは必死にアルバイトを増やし、どうにか完済。
無事にコースも終了できましたが、あのストレスはもう二度と味わいたくないと心から思いました。

あの経験が教えてくれたこと

この経験以降、私の中ではひとつのルールができました。

✔ 借金はしない
✔ 一括で払えないなら、買わない・我慢する

今ではこのルールが、私の金銭感覚のベースになっています。

ちなみに最近、「借金があると脳のリソースが奪われ、IQ(思考力や判断力)が下がる」という研究結果があることを知りました。実感としても、本当にそうだと思います。お金の不安があると、冷静な判断ができなくなるんですよね。

もちろん、「若いうちに経験に投資するべき」「借金してでもチャンスを掴むべき」という考えも一理あります。
でも、それが本当に“今”必要かどうかは、慎重に見極めるべきだと感じます。

💡この動画を観て、苦い経験をふと思い出しました

▼ 動画はこちら

過去の経験が、今の自分の価値観や選択にしっかりと影響していることを、改めて実感しました。「あのときの怖さを忘れないこと」が、私にとっては大切なお守りのような存在になっています。