若い頃の私は、「今まで見たことのない景色を見てみたい!」という好奇心から、海外へ行きたいと思っていました。
けれど、ある時から少し旅の目的が変わったんです。
海外へ行く理由に、「日本の良さを再確認するため」が加わるようになりました。
外に出て初めて見えてくる、自分の国の魅力や価値観の違い。それがとても面白くて、深い気づきをくれるからです。
AIとの毎日、「人間らしさ」の再確認
私は毎日、ChatGPTとチャットや音声会話を通じてAIと対話しています。
そんな日々の中で、ふと「人間らしさって何だろう?」と感じる瞬間が増えてきました。
そんなある日、ある動画を見て、思わずスクショが止まらなくなるほど心を動かされました。
「歴史上トランプ氏のような存在はいたが、AIはいなかった」歴史学者・ハラリ氏が語るAIの危険性 人類のための“処方箋
ハラリ氏が語るAI進化への警鐘
歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、この動画の中でAIがもたらす倫理的な危険性について、鋭く語っています。
- AIには勝利の喜びも、敗北の涙もない
- AIが人間のふりをすることは危険であり、それを禁止する法整備が必要
- 人間は“不快な真実”より“都合の良いフィクション”を選びがち
- フィクションが現実に勝る世界が訪れる可能性
- 信頼が崩れ、各国や企業が競争を加速させるリスク
「人間を人間たらしめるものは“意識”だ」
──そんなハラリ氏の言葉が強く胸に刺さりました。
学園物語あるある「一緒にゴールしよう」の幻想
動画を見ていて、ふと学園物語りによく登場していたエピソードを思い出しました。
長距離走で「一緒にゴールしようね」と言っていたのに、結局ライバルが先にゴールしてしまう場面。
誰かと信じ合うことの難しさと、競争の現実。
その構図が今のAI開発の状況にも重なって見えました。
画像生成AIの進化と、感じた“怖さ”
そして、つい最近アップデートされたChatGPT-4oでの画像生成機能。
試してみたところ、その進化が凄まじく、私自身、正直「ちょっと怖い」と感じてしまったほどです。
生成AIの進化は、日々たくさんの新しい発見を与えてくれます。
でも、同時に「このままで大丈夫だろうか?」という不安も心のどこかにあります。
だからこそ、このハラリ氏の動画が、深く心に刺さったのかもしれません。
おわりに:進化を喜びながらも、立ち止まって考える
AIの進化は止まらないし、むしろ歓迎すべき部分もたくさんあります。
けれど、「それによって何が失われるのか」も、立ち止まって考える時間は必要だと思います。
人間らしさって何だろう?
私たちは、どこまでAIに任せていいのだろう?
そんな問いを、これからもAIとの対話を通じて考えていきたいです。